北海道の結婚式のスタイルは、本州の結婚式とはちょっぴり異なります。
道産子の私は、北海道(札幌、函館、旭川)の結婚式にゲストとして参加したことがあります。
20代後半の結婚ラッシュの時に、札幌の式場にはほぼ行きましたし、多い月には、2回結婚式に参加もしました。
- 北海道の会費制結婚式とは?
- ご祝儀制の結婚式との違い
招待制だと月に2回の結婚式って、金銭的に厳しいなぁ~と思うかもしれません。
北海道の会費制結婚式は、ゲストにはメリットしかない!と思ってますのでご紹介します。
ゲストのお財布に優しい!北海道会費制結婚式
本州の結婚式は、ゲストがご祝儀を包んで持参する『招待制』のスタイルが主ですが、北海道は主催する新郎新婦側が会費を設定し、その金額を当日ゲストが支払う『会費制』の結婚式が主になります。
本来の会費制は「2人が結婚するなら、お祝いしよう」と、友人などが発起人となってお祝いの会を主催したことから、「会費制」が根付きました。発起人って披露宴(祝賀会)の準備とか色々しないといけないんですよ。
大変ですよね!
その為、今は発起人を立てずに新郎新婦自らが主催者側になり準備をしています。
招待制は、両家が主催し、お世話になっている方々を招待して新郎新婦をお披露目する意味合いがあります。
金額と受付の違い
友人には3万、兄弟や親しい親族には5万をお渡しするのが多いですよね。
今でも偶数は割り切れて縁起が悪いとされており、奇数の数字の金額を入れているゲストが大半です。
受付の際にご祝儀袋を渡すのが一般的な流れです。
10年前までは1万5千円の会費が主流でしたが、ここ最近は消費税も上がったため、1万7千円~2万の会費が多くなっています。
受付の際は、お財布からそのまま会費を出します。
友人の結婚式の受付をした際、丁寧に会費をご祝儀袋に入れてきて渡されたこともありましたが、会費なのかご祝儀なのか分からなくて困りました。
会費制の場合、招待状にはあらかじめ会費の値段が記載されていますので、結婚式当日はその会費のみの持参で大丈夫です。
きちんとお釣りも用意していますし、会費も新券でなくてもOKです。
そして
別途、ご祝儀を渡す必要はありません!!
大変お世話になった人や、兄弟の結婚式など、会費とは別にご祝儀を包みお渡ししたい時は、受付の時に渡してOKです。
会費制の食事は?

東京などで行われる会費制の披露宴だと、立食で料理の品数も少ないパーティをイメージするかもしれません。
しかし北海道の会費制披露宴は、コース料理なんです。
昔は円卓で大皿料理が主流でしたが、今はほとんどの結婚式でコース料理を提供しています。
湿気が少ない北海道なので、夏のデザートはガーデンビュッフェにしたりと、本州の披露宴に劣らないクオリティです。
また新郎新婦自らステーキを焼いて切り分ける、ファーストバイトはちらし寿司などお料理を生かした演出もあります。
食の北海道らしく、食事のクオリティは本州に負けていないと思います!
会費制の服装は?
会費制と聞くと、カジュアルな印象を受けると思いますが、基本的にはご祝儀制と同じフォーマルな衣装で参列するのが好ましいです。
男性はスーツ、女性はパーティドレスが基本です。
ご祝儀制の結婚式と違う部分

ご祝儀制の結婚式と、お金以外にも異なる点がありますのでご紹介します。
お車代の考え方
ご祝儀制と異なり、会費制のお車代の負担は不要と言われていますが、実際のところ負担をしている新郎新婦もいます。
本州からの参加の場合、北海道には飛行機で来ることがほとんどです。
飛行機代って高いですからね~。
結婚式の会費以上の負担は出来ませんが、本州から参加のゲストには、心ばかりお車代を負担をしている新郎新婦が多いのが現状です。
また招待状を送る際に、お車代の負担は出来ない旨を記載している場合もあります。
遠方のゲストがお車代を期待をせずに、参加してくれるので招待状に記載もありだなと思いました。
引き出物
会費制の引き出物は焼き菓子など食べ物が一般的です。相場も3000円未満です。食べてなくなる、使ってなくなるなど、手元に残らない品をお配りしています。
そしてあらかじめ、椅子の下に引き出物がセットされていることが多いです。
一方、最近の招待制の場合は、カタログギフト+お菓子が多いですね。
昔の招待制の引き出物は、グラスやお皿が多かったので、持って帰るのが大変でした。
自分の趣味に合わないものをもらったりして、困った経験がある人も多いのでは・・・?
その点、カタログギフトって自分の好きなものをチョイス出来る点がいいですよね!
最近ではカード式ですし、持ち帰るのも楽になりましたね!
両親の座席
会費制の結婚式の場合、両家は上座に座ります。
両家の席は高砂に向かって最前列の左端を新郎側、右端を新婦側にするのが一般的です。
北海道の結婚式は、新郎新婦または発起人が主催者で、両家はゲストに含まれるという考えがあるので上座になっています。
2次会
北海道の結婚式の2次会は、相場が4000-5000円前後です。
飲み放題+軽食って感じですね。
ビンゴ大会などゲームをすることもありますが、景品は新郎新婦が用意しているので、ピンキリです。
ペアのディズニーチケットや商品券がありますが、本州の結婚式の2次会ほど豪華な景品はない気がします。

北海道でご祝儀制の結婚式はあり?
北海道内でご祝儀制の結婚式もありだと思います。
しかし、私は北海道内でご祝儀制の結婚式には参加したことはありません。
北海道の人って会費制に慣れているので、
北海道で式を挙げる=会費制、本州で式を挙げる=ご祝儀制と自然に思ってしまします。
道外の人が北海道でリゾート婚を挙げる場合は除いて、ゲストに北海道内の人が多く、かつ北海道内で結婚式をする場合は、会費制にした方が、参加する側も混乱しないと思います。
まとめ:『北海道の会費制の結婚式は、ゲストにメリットしかない』

北海道の結婚式は、ご祝儀制と比べるとゲストは気軽に参加できます。
ヘアセットをしたり、2次会、3次会・・・と参加したら、1日で何万円と消えてきます。
金銭的負担が少ないのって大きいですよね。
- 北海道の結婚式の主流派会費制
- 会費は1.7万~2万
- 別途ご祝儀は包まなくてOK
- クオリティは祝儀制の結婚式と同様(食事はそれ以上!)
- 引き出物は、焼き菓子など食べ物が多い
もしも北海道で会費制の結婚式に参加される機会がありましたら、ご参考にしてください。
よつば